お知らせ

平成27年 成果集

実用化事例

技術開発事例

試験研究事例

研修事例

活動事例


発刊にあたり 平成28年2月

日本のマクロ経済の回復基調が遍く企業に行き渡るまでに長らく時間を費やしている間に,中国の景気減速懸念やTPP,中東地域の情勢悪化が及ぼすエネルギー問題など,世界を取り巻く次の大きな波が押し寄せようとしています。企業の皆様におかれましては,基本に立ちかえり,自社の強みを生かした新製品・新技術の開発に挑戦されているものと思います。

さて,平成27年度,当センターは「人財育成を通じて,いばらき産業大県のさらなる発展」を掲げ,スタートいたしました。

ヒト,モノ,カネのヒト=人財が企業の中長期的発展の根幹であること,特に研究開発人材の育成が重要であるはずとの考えのもと,我々は企業支援活動を行ってきました。研究会活動や受託研究のなかから,企業が求める人材育成にいくらかの貢献ができたのではと思っておりますし,さらに強化していくつもりです。

平成27年度も,企業の皆様の製品化・実用化に繋げるべく,技術相談や受託研究などの技術支援型業務を中心に,成長分野を支える基盤技術の開発としての重点研究や研究会など,提案型業務を進めてまいりました。

また,技術支援型業務では,近年の機器拡充の利点を大いに活かしながら,依頼試験,設備使用をこなし,当センターの制度活用の促進を図ってまいりました。

以上のような業務活動を通し,平成27年の製品化・実用化,技術開発に結びついた成果事例をご紹介いたしますので,ご高覧いただければ幸いです。

茨城県工業技術センター
センター長 武者 也寸志