お知らせ

平成28年 成果集

実用化事例

技術開発事例

試験研究事例

研修事例

活動事例


発刊にあたり 平成29年2月

世界主要国のリーダーが入れ替わっています。またその施策が,地域間の協調・連携から自国の利益優先に変化しているような潮流に,紛争の激化の臭いを感じずにはいられません。原材料の調達や製品市場でグローバルを相手にしている日本として,大いに動向が気になるところです。

そのような状況下にあっても,産業の核となる中小企業の進むべき道は,やはり自社の強みを生かした新技術・新製品の追求と,それを下支えする人材の育成であると考えます。
平成28年度が始まるにあたり,当センターは「人財育成の加速化による,いばらき産業大県の強化支援」を掲げ,「次世代技術活用人材育成事業」「中小企業IoT等自動化技術導入促進事業」など,さまざまな事業をスタートいたしました。これにより,さらに具体的,実践的な人材育成の支援が進んでいます。

また,平成28年度は,企業の皆様の製品化・実用化だけでなく,技術相談や受託研究などの技術支援型業務を中心に,成長分野を支える基盤技術の開発としての重点研究や研究会など,提案型業務を進めてまいりました。

一方,技術支援型業務では,近年の機器拡充の利点を大いに活かしながら,依頼試験,設備使用をこなし,当センターの制度活用の促進を図ってまいりました。
以上のような業務活動を通し,平成28年の製品化・実用化,技術開発に結びついた成果事例をご紹介いたしますので,ご高覧いただければ幸いです。

茨城県工業技術センター
センター長 武者 也寸志