お知らせ

平成30年 成果集

実用化事例

技術開発事例

試験研究事例

研修事例

活動事例


発刊にあたり 平成31年2月

世界的な科学技術の進歩,産業競争のグローバル化,自動車のEV化等により産業構造が大きく変化し,厳しい競争分野では生産拠点の移転(現地生産)が更に進むと予想される一方,日本を始めとした先進諸国では,少子高齢化にともなう労働力の減少や,国内市場の成熟が進んでいます。

更に,第四次産業革命が進展する中,IoT,AI,デジタルツールの活用により,様々な「もの」「こと」「ひと」のつながりから,膨大なデータを収集・分析することが可能となり,生産や流通過程の効率化のみならず,消費者や取引先に,これまでの「もの」とは異なる価値(サービス)を提供し,新たな市場を開拓しようとする動きが全国でも始まっています。

のような状況下において,県内企業の競争力を強化するために必要なことは,新たなビジネスの創出の支援や,新製品開発に不可欠な先導的な技術開発の更なる推進,及びそれらを支える人材の育成です。

平成30年度が始まるに当たり,当センターは 「イノベーションで新しい茨城づくりに貢献します」を掲げ,7月には名称を「茨城県産業技術イノベーションセンター」へと変更し,これまで行ってまいりました基盤技術の研究開発や提案型の受託研究に加え,ビジネス創出のためのマッチング支援などイノベーションを産み出すための取組にも着手し始めたところでございます。

昨年中には,ビジネス創出事例の創出成果を出すには至っておりませんが,県内企業の皆様が製品化・実用化に成功した,当センターでの支援事例の他,新技術開発,研究成果,研修事業各種活動実績などを,ここに紹介致しますので,ご高覧いただければ幸いです。

茨城県産業技術イノベーションセンター
センター長 大力 賢次