研究成果・技術シーズ

有色素大豆の納豆製造に適した納豆菌(IBARAKI C-1株、IBARAKI P-1株、Namegata-2-2株等)

【ポイント】

  • IBARAKI P-1株をベースに開発したIBARAKI C-1株は表皮の硬い有色素大豆(黒大豆など)でも糸引きが強く、柔らかい食感の納豆を製造することができる納豆菌です。
  • Namegata-2-2株は黄大豆を始め、紅大豆、青大豆等の大豆を用いた納豆製造に適した納豆菌です。
  • IBARAKI C-1株、IBARAKI P-1株、Namegata-2-2株は全て茨城県オリジナルの納豆菌です。

【内容】

  • 日本国内各地の稲わらから採集した424種の菌株から選択された納豆菌です。
  • タンパク質分解酵素であるプロテアーゼ活性はIBARAKI C-1株で従来菌に比べて2倍以上の強さがあります。(図1)

 

図1  IBARAKI C-1株のプロテアーゼ活性

 

【展開例】

  • 水戸納豆製造㈱より紅大豆納豆「紅ずきん」が製品化されています。
  • ㈲トーコーフーズより黒大豆納豆「豆殿」が製品化されています。
  • 有色素大豆だけでなく、表皮の硬い大豆を使用する納豆製造全般にも最適な納豆菌です。

 

図2 センター納豆菌を使用した有色素大豆納豆製品

【備考】

  • 一般への販売は予定しておりません
  • 特許株(IBARAKI C-1株、IBARAKI P-1株)、特許製法のため、ご利用には茨城県との契約が必要となります。(特許 第5617102号)

問合せ先

フード・ケミカルグループ(食品系)

〒311-3195 茨城県東茨城郡茨城町長岡3781-1

TEL:029-293-7497  FAX:029-293-8029