お知らせ

平成12年度 成果集

【研究開発・製品開発】試験研究指導事業・オンリーワン技術支援事業

  • EMC技術による製品支援事業成果
  • パワーアシスト配膳台車の開発
  • 住宅用センサレス半自動ドアの開発
  • 眠ベッドの開発
  • 茨城ブランドの日本酒の開発
  • 美味しい栗ペーストを使った栗菓子製品化

【技術指導・技術相談】試験研究指導事業

  • モバイル機器用LCD部品の開発支援
  • 木質系廃棄物を利用した「靴用中敷き」の開発支援
  • インテリア用発光装置開発支援
  • 褥瘡予防用圧力分散パッドの開発支援
  • 高輝度LEDを用いた製品のデザイン支援
  • 古内ヤーコン茶のパッケージデザイン開発支援
  • 丸大豆醤油ベース焼き肉用たれの品質保持
  • 布地への立体模様加工技術の開発
  • 本場結城紬デザイン指導 ・食品用包装フィルムの材質と品質保持の関連調査支援
  • 「光変釉」の開発

【人材育成】茨城テクノ大学校講座(ORT研修)

  • ユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルの製品開発
  • 乾燥麹・α化米を利用した「にごり酒」の開発
  • 低塩梅干しの開発

【イベント】

  • 工業技術センターフェア、繊維工業指導所フェア、匠工房・笠間フェア開催

発刊にあたり 平成13年3月

今,我が国では,二十世紀の発展を支えてきた社会システムが大きな変革を遂げようとしております。

また,IT革命が世界を席巻し,もはや情報通信について国境を意識することなどないように,あらゆる分野でグローバル化が一気に加速してきております。

こうした中で地域間の競争は一層激しさを増しているところですが,経済のグローバル化と規制緩和による大競争時代を迎え,低迷していた景気は工業生産の増加傾向や成長分野における積極的な設備投資など,緩やかながら回復に向けた動きが見られましたが,最近の米国経済の減速を背景に,一部企業では輸出の減少や企業の設備投資意欲の減退等により景気の先行きを警戒しております。一方、個人消費は盛り上がりを欠き,企業を取り巻く環境はその規模の大小を問わず厳しい状況を脱しておらず,企業はその対応に苦慮しているところです。

したがいまして,企業として生き残って行くためには,他社には真似のできない技術や製品の開発,および経営戦略が重要ですが,各企業では人員,経費の削減などを補完する経営資源のより効果的な運用が必要となっており,中小企業は新たな経営基盤を構築して企業を変革する必要に迫られております。

このため,茨城県工業技術センターでは県内中小企業の技術力向上を図るため,オンリーワン研究会,共同研究や技術開発等の支援強化を行っているところです。ここに,本年度の新製品・新商品開発等に結びついた成果事例をご紹介します。

ご高覧頂ければ幸甚に存じます。

茨城県工業技術センター
センター長 村上 和雄