「茨城発!新ビジネスへの取組事例発表会」が実施されました。

掲載日:2022年3月14日(月)

開催日:2022年3月11日(月)

レポート

  • セミナー

3月11日「茨城発!新ビジネスへの取組事例発表会」の事業報告会が実施されました。 これは3年間の本事業の集大成としてこの事業に携わったグループや参加した企業よりそれぞれの実績報告がありました。

~事例発表会~

富士通より3年間の実績報告

この3年間、富士通グループとして茨城県の皆様とともに人の変革をテーマとして「人材育成」や「企業支援」について4名体制で支援してきました。 本日はその参加企業のなかから代表して3社に事例報告をして頂きました。 まず一社目は株式会社ベテルの鈴木様よりDXへの取り組みとして社内のデジタル化や人材育成の取り組みについて事例報告をして頂きました。 二社目は合同会社シュトラトレーディングの大貝様より本事業に参加してパワーポイントを活用した活動、「見える化」の有効性についての報告をして頂きました。 三社目はシステムワークスの斎藤様よりAIによる画像解析を活用したビジネスモデルについて報告をして頂きました。

ビジネスプラン研修実証支援報告

  • 本事業のなかでビジネスプラン構築研修は54件、実証事業は初年度2件,次年度3件について伴走支援を実施しながらビジネスを高めていきました。今日は実証支援から久力製作所様、クリアタクト様、ツインカプセラ様、ビジネスプラン構築研修からはヒューマンサポートテクノロジー様より事例発表を頂きました。
  • 久力制作所様は「防犯レベル」と「使い勝手」を向上した引き戸用鎌錠の開発に従事しいろいろな課題解決、実証支援を行い現在はECサイトでのビジネスを展開中という実績報告を頂きました。
  • クリアタクト様はAI画像認識技術を活用した「医療備品の検査サービス」というテーマで活動を行い医療機関のバックヤード業務にターゲットを絞り、今回のテーマは放射線技師が使用する備品点検にターゲットを置き、主に防護衣の点検についてのデジタル化を行い、現在は防護衣の販売メーカーと販売提携に向けた協議を実施中であるという実績報告を頂きました。
  • ツインカプセラ様は大気圏再突入カプセル実証技術を活用した「超高性能輸送保冷・保温コンテナの提供」ということでこの断熱・保冷性を活用して高度な温度管理が必要となる様々の分野の課題解決に貢献できると思われ主に検体、ワクチンなどを取り扱う医療現場での活躍が期待されます。現在は魔法瓶製造メーカーとの業務提携が完了しており検体を利用した実証実験を実施されました。今後は新たな分野での実証実験や製品開発を実施していくという実績報告を頂きました。
  • ヒューマンサポートテクノロジー様からは昨年度のビジネスプラン構築研修で支援を受けた「保育園向け自動分類アルバム作成」の近況としてこの画像認識システムの作成が完了し、今年度実証実験を実施予定でしたがコロナ禍の影響により遅延しているという報告がありました。また、今年度のビジネスプラン構築研修で支援を受けた畜産業界向けの生産性向上のためのサポートとして農場の規模拡大に対応したAI技術を活用したサポートについての実績報告を頂きました。

AI・ビジネスモデル研究会報告

当研究会は「グループ型研究会事業」と「DX推進事業」について活動してきました。
グループ型研究会事業とは課題をもつユーザ事業者とそれを解決できる技術をもつIT事業者のマッチングを行いグループ活動を実施しており今年度は5つの対象事業者に絞っての支援活動と生ごみ処理機に関する実績報告がありました。
また、DX推進事業については、企業がDX実現するまでの過程を支援するついうことで今年度は12社に対して「DX推進セミナーの実施」、「DX診断とアドバイスの実施」、「DX推進計画の作成」を行いその実績報告がありました。

IoT・ロボット活用分科会報告

令和元年度からのロボット分科会が取り組んでいる活動報告や活動実績などの報告がありました。
その中で今年度の活動実績としてはモノづくりにおけるDX推進に向けた活動支援といういことで「次世代技術活用人材育成」や「自動化・省力化支援」としてのモデル企業への「見える化」の取組に対する事例報告がありました。

新ビジGビジネス創出支援について

令和元年度から3年間、「学び(IoT/AI人材育成講座)」、「考え(ビジネスプラン構築研修)」、「試す(ビジネスプラン実証支援)をコンセプトとして各パートナーと共に事業を推進してきた成果として事業化、製品化、起業などについての実績報告がありました。 また、今後の活動としては企業の新ビジネス創出支援の「ワンストップ窓口」としての企業活動の支援方針などの説明がありました。

オンライン交流会

事例発表会の発表者とセミナー参加者の中から有志を募って交流会(フリートークや質疑応答)が実施され、この3年間を通した企業の実施報告について様々な意見交換がありました。