研究成果・技術シーズ

対象や環境に合わせたセンシングシステムの構築

【ポイント】

データ化したい対象や測定環境にあったセンシングシステムの構築ができます。

【内容】

この技術により、人が介入しなくてもデータ化できる仕組みができ、現場への負担が少ないセンシングが可能になります。

【事例】

これまでのセンシングの事例は以下の通りです。

1.NC旋盤内の切削状況のセンシング

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複数ロガーの自動統括制御やデータの共通様式化を行うプログラム構築を行いました。

 

効果:人手によらずに工作機内の状態をデータ化する一連の自動化フローができました。

 

2.トマト栽培を行うハウス内のCO2センシング

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ハウス内環境をセンシングし、データの無線送信を行うセンシングモジュールの製作を行いました。

図1 開発したCO2センサーモジュール

 

効果:人の動線を邪魔しないセンシングや、多点によるハウス内
環境の詳細把握ができました。

 

3.臨床現場での嚥下音収集システム

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聴診器からの音収録やビデオデータの同期記録機能を備えた臨床現場で使える嚥下音収集システムの構築を行いました。

図2 嚥下音データ収集システムの構成

 

効果:食事介助中のデータ収集や、音データ収集時の状況記録が可能になりました。

 

4.光沢品検査時の熟練者の動き、判断のセンシング

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現場における製品検査時にインラインで熟練者データを収集できるシステムを構築しました。

図3 マーカを用いた熟練者の動きセンシング(左)、
欠陥判断の記録(右)

 

効果:技能継承やAI構築に伴う現場負担の低減を提案

【展開例】

  • 既存設備のIoT化
  • データ収集の省力化、効率化

問合せ先

IT・マテリアルグループ(機械系)

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