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発表

第76回日本生物工学会大会で研究成果を発表しました

発表

東京工業大学で開催された第76回日本生物工学会大会において、当センター技術支援部フード・ケミカルグループの野口 友嗣 主任研究員が、保存中の清酒の品質低下を穏やかにする技術に関する研究成果を発表しました。

 

【名 称】

第76回日本生物工学会大会

 

【日 時】

2024年9月9日(月)

【発表者】

野口 友嗣、石川 卓、飛田 啓輔(茨城県産業技術イノベーションセンター)

 

【主 催】

公益社団法人 日本生物工学会

 

【会 場】

東京工業大学

 

【題 名】

ひたち酒乳酸菌™を用いた高温糖化乳酸菌添加酒母造りによる清酒の長期保存時における抗酸化能の評価

 

【内 容】

茨城県は、関東でトップクラスとなる約35の酒蔵が集積する酒処であり、近年では清酒の輸出量も増加傾向となっています。しかし、清酒を輸出するうえで、酸化による品質の低下が懸念されてきました。
発表内容は、当センターが発見した乳酸菌の一つである「ひたち酒乳酸菌™」を用いて清酒を製造し、海外輸送及び現地保管を想定した保存試験後に、品質の指標となる成分の分析を行ったというものです。その結果、ひたち酒乳酸菌™を清酒の製造に活用することで、酸化による酒質低下が穏やかな清酒を開発できることがわかりました。これらの開発した技術は、県産清酒の保存・輸送中の品質維持を通して、輸出促進に役立つことが期待されます。

なお、「ひたち酒乳酸菌™」は清酒製造での使用に限り、希望する県内の酒蔵に対して有償にて頒布しております。

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【お問合せ】

茨城県産業技術イノベーションセンター
技術支援部 フード・ケミカルG(食品系)
TEL:029-293-7497 / FAX:029-293-8029
E-mail:food_chemical2(at)itic.pref.ibaraki.jp
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