『看板業が5年で売上急伸したワケ ~デジタル技術を活用して~』
#2製造業編

掲載日:2020年10月22日(木)

開催日:2020年10月16日(金)

レポート

  • セミナー

2020年10月16日オンラインにて「看板業が5年で売上急伸したワケ ~デジタル技術を活用して~」#2製造業編が開催されました。 地方の看板業からテクノロジー企業へ変貌し、花形企業へ。 「教科書通りのことを本気でやれば、レガシー産業でも利益を上げられる」 の言葉通り、原理原則に基づいた事業活動のポイントを、世の中の動向と、ご自身の経験を併せながら紹介されました。

世の中動きを把握する -デジタル化の大きな波-

マーケット動向を見定める上での重要なキーワードは、 「デジタルボルテックス(デジタル化が全ての既存産業を飲み込む)」 でした。 既存産業に従事する方々自らが、この変化を理解し、自らマーケットに対して、変革を与える動きが必要である旨の説明がありました。 その動きを整理した考え方が、登壇者の独自メソッドである LMI(Legacy Market Innovation) でした。

Legacy Market Innovation(レガシーマーケットイノベーション)

Legacy Market Innovationという言葉は、スタートアップや既存事業者の事業成長モデルとは、異なる成長モデルとして紹介されました。 その成長の仕方が以下の4つのステップ。

  1. 既存産業に100%出資で参入
  2. 既存事業の生産性をデジタル化から図り収益拡大
  3. その収益をイノベーション投資し、成長率の高いマーケットを形成
  4. 既存事業とイノベーション事業を融和し、自ら花形産業へ変貌する

クレスト社のLegacy Market Innovation(レガシーマーケットイノベーション)

自社変革の流れは、先ほどの1~4で整理すると

  1. サイン&ディスプレイ事業にファブレス化で参入
  2. デジタルツールを基軸とした営業活動の見直しから利益を拡大
  3. 広告効果の測定をデジタル技術から構築し、新しいマーケットを形成
  4. 全てのリアル世界の広告を価値計測可能へとなりました
結果、看板業が5年でデジタルマーケティングへ事業拡張し、売上急伸。そして、その他事業会社に、この考え方を横展開し、事業拡大中。まさに、著書にある 「市場を変えろ」 を有言実行された軌跡が紹介されました。

参加者とのクロストーク

登壇者とセミナー参加者が、オンライン上で既存事業をお持ちの自社変革について、さまざまな意見交換が行われました。

Guest speaker

【講演者】
クレストホールディングス〔株
代表取締役社長
永井俊輔氏

【略歴】
事業承継にてクレストを引き継がれた。元々の看板事業にテクノロジーを導入し、事業転換。産業構造を変えるほどのインパクトを業界に与えた。

グラメモ:
セミナーで話されたことのメモ書きです。参加されたかた、参加できなかったかたに、当日の内容を少しでもお伝えしたいと、手描きで記録しました。
ふりかえり、内容確認にお役立てください。

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