「IoT/AI等を活用したビジネスプラン構築研修 -ビジネス領域の整理-」を実施しました。

掲載日:2021年09月21日(火)

開催日:2021年08月16日(月)

レポート

  • 講座

2021年8月16日。コワーキングスペースで、「IoT/AI等を活用したビジネスプラン構築研修」を実施しました。今年からスタートした、デジタル版ビジネスプラン構築研修です。 この日は6回シリーズの2回目。テーマは「ビジネス領域の整理」です。8社12名の皆さんが、自社のビジネスアイデアを携えて参加してくださいました。

事業価値を5つの軸で検証する

コロナ禍のため、講義はオンライン形式です。講師のインプット・セッションから始まり、その後、個人ワークを中心に展開していきました。
価値検証の軸は5つです。ビジョン(共感)、有用性(顧客価値)、持続可能性(目指す姿)、収益性(実現性)、優位性(ポジショニング)。軸ごとに異なるフレームワークを使い、自社の事業について、一つひとつ向き合っていきます。

アイデアスケッチ
事業アイデア

有用性(顧客価値)を検証する
ビジネスモデルキャンバス
事業

収益性(実現性)を検証する
経営デザインシート
価値創造

持続可能性(目指す姿)を検証する
ポジショニングマップ
市場価値

優位性(ポジショニング)を検証する
事業ビジョンシート
事業展望

ビジョン(共感)を検証する

話しながら思考を整理、異業種交流で新たな視点を交換する

個人ワーク(各自でシートを書いた)後には、必ずトークセッションを挟みます。3~4名のグループに分かれ、お互いのシートを見せあいながら、自身の考えや思い、課題、困りごとなどについて話します。グループのメンバーは、不明点があれば質問し、自分ならどうするか、どうしたらもっと良い事業になるか、意見交換していきます。その間、講師も各グループを巡回。自身の知見や事例を引き合いに出しながらアドバイスしていきます。

参加者の声

講師は言います。「今回検証した5つの軸(ビジョン、有用性、持続可能性、収益性、優位性)、ここが一本筋が通っていないと、いくら組織能力(人員体制)やデジタル領域(データ整備)がしっかりしていても、DXは前進しない。」
だからこそ、1日を費やして向き合ったテーマです。参加者の皆さんの感想は、「勉強になった。」「他社でも同じような課題を抱えていることを実感した。」 「ほかの方に意見をもらえることが刺激になった。」 「同業者だからこその共通認識があり、濃い話ができた。」
フレームワークを使って会話することで、共通認識ができたこと。コミュニケーションが活発になり、互いの事業を少しずつ理解し始めた様子が見えました。研修と交流、2つの側面で一歩前進したようです。

次回のテーマは「サービスデザイン」。
続きます!


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富士通ラーニングメディア 飯田 哲也

社内起業家(Intrepreneur)
組織が持つアセットを最大限活用することを前提に、外部アセットとのコラボレーションから、従来とは異なる事業を生み出す。お客様の成果と成長を伴奏支援し続けていくことに強い気概を持ち、現場に立つ。計9年間で70社、2,000名の人材・組織・事業開発の支援実績を持つ。

  • 共創空間「CO☆PIT」を11年前に立上げ、ビジネス展開
  • 業種/階層を超えた共創を軸とした人材育成・組織開発・事業開発を支援
  • デジタルテクノロジーを起点としたアイデアソン・ハッカソン/伴走コンサルティングを展開
  • 人材育成メディアGRIT の展開
  • 内閣府リリース「経営デザインシート」を活用した場のモデレーション、実践トレーニングを展開
本事業では、IT企画者全般の講座担当、Co-Working運営、ビジネスモデル開発時のデジタル化支援、及びメンタリング担当

塙 陸一郎
株式会社まなび梯
データサイエンティスト


アナリティクス関連領域の広範囲に渡る知見を活かし、デジタル技術関連の研修コースを多数開発し、データコンサルティングの実績を持つ。製造業、サービス業向けのデータサイエンス手法、テクノロジーセミナー展開。自治体と共同でビッグデータ活用セミナー展開

富士通ラーニングメディア認定講師

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