『なぜ、デジタル技術で事業変革できるのか』
#1デジタル編

掲載日:2020年10月16日(金)

開催日:2020年9月25日

レポート

  • セミナー

2020年9月25日コワーキングスペースにて「なぜ、デジタル技術で事業変革できるのか。」#1デジタル編が開催されました。 デジタル活用による製造現場のデジタル化や試作支援によって事業を変革した実践的な事例や、事業価値を高めていくために欠かせない思考や行動、技術的な知見等が紹介されました。 また、パネルディスカッションとしてデジタル活用推進ポイントなどが討論されました

基調講演:なぜ、デジタル革新で事業変革できるのか

今回、このセミナーの参加者は経営者が多数参加されているということで経営者目線での講演が中心となりました。 日本のIoT事情についての説明がありこれについては日本のIoT化はアメリカなどの諸外国より5年程度遅れており日本は成功事例が少ないなどの説明がありました。 また、IoTビジネスを成功させるための提案ポイント、ビジネス化するためのポイント 「失敗しないコツ」、「求められる人材」、「IoTプロデュースの重要性」 などについての説明がありました。

プロジェクト活動における実践ポイント

中小企業におけるIoT、DX導入事例として2社の事例が紹介されました。 まず1社目は在庫管理に課題を持つ製造系企業に対してヒアリングを実施し5つのツールを活用したスムーズな在庫管理の実現で問題解決を行った事例が紹介されました。 もう1社目はプレス機の稼働状況を遠隔地から可視化 したいという要件に対して自社製品でもある 「自社製品のIoT/DX環境構築サービス「IoT-DX-Kit」」 を使用してインターネットを通じてスマホやタブレットからリアルタイムに可視化できることで問題解決できた事例が紹介されました。

パネルディスカッション

「デジタル活用の投資効果」や「DX推進における成果の可否のポイント」 についてモデレータとパネラーの間で意見交換が行われました。 まず、投資効果については少ない投資で大きな効果を得ることは難しく、大きな投資で大きな効果を得るほうが現実的であるというような意見交換がされました。 また、DX推進での成否のポイントとしては背伸びしすぎるとうまくいかないがチャレンジしなければ成果は得られずこのバランスを取ることが重要であることまた先ほどの事例をもとに資料が紙媒体ならそれをデジタル化するなどの着目点や手法について意見交換が行われました。

交流会

登壇者とセミナー参加者がデジタル技術についてさまざまな意見交換が行われました。

Guest speaker

【講演者】
IoT/DXスタートアップ
㈱CAMI&Co. 代表取締役・CEO
神谷 雅史 氏

【略歴】
株式会社CAMI&Co.代表取締役CEO。 IoTプロデューサー兼コンサルタント。 慶応義塾大学環境情報学部(SFC)卒業後、同大学院終了。 日本ユニシス株式会社総合技術研究所でロボット・IT・観光を研究後、アクセンチュア株式会社、経営戦略部門を経てIT・経営・ハードウエアの経験から、日本でも稀な「ものづくり」もできるコンサルティング会社、株式会社CAMI&Coを設立。 他に、KDDI∞ラボ社外アドバイザー、都立産業技術研究センターIoT支援委員会委員、大阪市アクセラレーションプログラム専門家メンター、企業顧問等を務める。

Guest speaker

【講演者】
㈱CAMI&Co. 広報・マーケティング担当
西川 安奈 氏

【略歴】
多数のIoT/DXプロジェクトを推進

グラメモ:
セミナーで話されたことのメモ書きです。参加されたかた、参加できなかったかたに、当日の内容を少しでもお伝えしたいと、手描きで記録しました。
ふりかえり、内容確認にお役立てください。

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