茨城県産業技術イノベーションセンター繊維高分子研究所
当所は、日本を代表する絹織物「結城紬」の産地である県西部の結城市にあります。大正 11 年（1922 年）に茨城県工業試験場 として設立されて以来、結城紬をはじめとする繊維に関する試験、研究、技術指導などを通して、繊維産業の振興に尽力してきました。
平成元年（1989 年）からは、県南・県西地区に集積するプラスチック産業の支援にも取り組みを拡げています。平成 30 年に 「繊維高分子研究所」へ改称、続く平成 31 年（令和元年）の組織改編により、プラスチック・材料を担当する高分子材料グループと、結城紬をはじめとする繊維を担当する繊維・紬グループの2グループ体制としています。
高分子材料グループでは、射出成形、プラスチック物性試験、プラスチック材料複合化処理、プラスチック高次構造解析、炭素 繊維強化樹脂、樹脂流動解析などを主な対応分野とし、繊維・紬グループでは、繊維素材・繊維製品に関する各種試験・分析、 繊維改質・加工、染織技術、織物のデザイン・図案調整などを主な対応分野としています。
現在は「プラスチック・素材」と「結城紬・繊維」の2つの分野を中心に、「先導的研究の推進」「ビジネス創出支援」「コンサルティング」「人材育成」を活動の柱とした様々な支援メニューを用意して、県内企業の皆様を支援しています。