「IoT/AI等を活用したビジネスプラン構築研修 -DXフレームワークの理解-」を実施しました。

掲載日:2021年09月21日(火)

開催日:2021年08月11日(水)

レポート

  • 講座

2021年8月11日。コワーキングスペースで、「IoT/AI等を活用したビジネスプラン構築研修」を実施しました。今年からスタートした、デジタル版ビジネスプラン構築研修です。 本プログラムは合計6回のシリーズの構成されており、全体を通してデジタル技術を活用したビジネスアイデアが、既存・新規事業に与える影響について仮説検証を行うことを目的として構築されたプログラムです。問題解決の手法やデジタル技術の仕組みを学び、自社の課題をテーマにしたビジネスアイデアを企画書へ展開する力を習得します。 この日は1回目。テーマは「DXフレームワークの理解」です。 今世界ではデジタル技術が導入されてどのようなことが起きているのか、講師のインプット・セッションから始まり、そして今後私たちがデジタル技術を使ってどのような価値を生み出せばいいのかを、DXフレームワークを使用しアイデアや価値を整理する個人ワークを体験していただきました。
個人ワーク(各自でシートを書いた)後にはトークセッションを挟み、3~4名のグループに分かれ、お互いのシートを見せあい意見交換を行います。異業種のグループメンバーとの意見交換の中で新しい視点からのアイデアも生まれたようです。

ステージ1 見える化(デジタイゼーション:情報のデジタル化)

ステージ1では、見える化を行ってもらいました。軸ごとに異なるフレームワークを使い、現状の事業を理解→業務プロセスで改善箇所を抽出→自社の強みを理解→データをどのように顧客の価値に結び付け、結果ビジネスの価値を生み出すか整理→提供のする価値が顧客のニーズにマッチしているか検証と、自社の事業について、一つひとつ整理していきます。

ビジネスモデルキャンバス
ビジネスモデル(現状)

現状、事業を理解
業務/顧客活動プロセス
業務プロセス(現状)

業務プロセスで改善箇所を抽出
自社の強み
強み(現状)

自社の強みを理解
データ活用アイデア
価値発想

データをどのように顧客の価値に結び付け、結果ビジネスの価値を生み出すか整理
バリュープロポジションキャンバス
価値検証

提供のする価値が顧客のニーズにマッチしているか検証

ステージ2 個別課題解決(デジタライゼーション:デジタル化情報の活用)

ステージ2では、個別課題解決を行ってもらいました。ステージ1でまとまったアイデアをもとに、有用性(顧客価値)を検証→優先順位、難易度等をつけ、価値の整理と、一つひとつ整理していきます。

価値可視化
価値可視化

有用性(顧客価値)を検証
施策整理
価値整理

優先順位、難易度等をつけ、価値の整理

ステージ3 全体課題解決(DX:価値創造)

ステージ3では、全体課題解決を行ってもらいました。ステージ1、2と進めてきたアイデアを最終的にまとめ、ロードマップ、最終的に未来のビジネスモデルを完成させます。

価値可視化
価値統合

DXゴールイメージのビジュアル化
ロードマップ
ロードマップ

実行/実現イメージをまとめる
施策整理
ビジネスモデル(未来)

未来のビジネスモデルの収益性(実現性)を検証(フィージビリティ)


今回は、既存の自社の事業の整理から、自社のデータの価値・強みを整理など、あらゆる視点から情報を整理し、最終的に未来のビジネスモデルまでのアイデアをまとめていただきました。 なかなか埋められないと苦戦する参加者の方もおられましたが、最後まで個人ワークを体験していただいたことで、どのようなことを整理しないといけないのか、検証しないといけないのかを理解していただけたように思います。 今回DXフレームワークを理解していただけたので、次回テーマの「ビジネス領域の整理」で同じようなフレームワークを利用して体験していただくことになっております。


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富士通ラーニングメディア 飯田 哲也
社内起業家(Intrepreneur)


組織が持つアセットを最大限活用することを前提に、外部アセットとのコラボレーションから、従来とは異なる事業を生み出す。お客様の成果と成長を伴奏支援し続けていくことに強い気概を持ち、現場に立つ。計9年間で70社、2,000名の人材・組織・事業開発の支援実績を持つ。

  • 共創空間「CO☆PIT」を11年前に立上げ、ビジネス展開
  • 業種/階層を超えた共創を軸とした人材育成・組織開発・事業開発を支援
  • デジタルテクノロジーを起点としたアイデアソン・ハッカソン/伴走コンサルティングを展開
  • 人材育成メディアGRIT の展開
  • 内閣府リリース「経営デザインシート」を活用した場のモデレーション、実践トレーニングを展開
本事業では、IT企画者全般の講座担当、Co-Working運営、ビジネスモデル開発時のデジタル化支援、及びメンタリング担当

塙 陸一郎
株式会社まなび梯
データサイエンティスト


アナリティクス関連領域の広範囲に渡る知見を活かし、デジタル技術関連の研修コースを多数開発し、データコンサルティングの実績を持つ。製造業、サービス業向けのデータサイエンス手法、テクノロジーセミナー展開。自治体と共同でビッグデータ活用セミナー展開

富士通ラーニングメディア認定講師

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